初めて1人でエジプトを訪れた時の話は、前回の記事からの続きになります。
旅行5日目は、メイドゥムというところに行きました。
メイドゥムまでの道のり
カイロの街を走っている時、さっそく映えな写真が撮れました。

地元の人からしたらいつも通りのなんの変哲もない光景なんじゃろうけど、私からしたらエジプトで見るものの一瞬一瞬が綺麗だなあとか、雰囲気のいい街だなあとか、カラフルでおしゃれだなあとか、全部いいように全部変換される。(笑)
ゴミとかもいっぱい落ちとって、日本とは違う世間的に見てマイナスな部分ももちろんあるけどそーゆーのも含めて今のエジプトの景色も一瞬一瞬が最高に好き。
ギザの方に来ると、当時2018年7月時点の大エジプト博物館(GEM)の建設途中を見ることができました。

今となっちゃすごく貴重な瞬間を見れたと思うし、この時見れて本当に嬉しい。

早くここに展示されるものを、今まで公開されてなかったものを見てみたい、、と心の中で思いながら視界から無くなるまで車の中からずっと色々と考えながら見てました。
その8年後にようやくここを訪れることができたのは心から幸せを叫びたい。
GEMについては以下のページの2日目の記事で書いているので是非🧡
そんな感じでいろんな思いにふけながら、1時間30分〜2時間ぐらいかけてエジプトの砂漠の中を南に進んでいきます。

途中に寄ったガソスタで、若いにーちゃんがだらだらと仕事をしていました。
日本ではガソスタで働く人は声が大きくて、テキパキ動いてどっちかというと体育会系の人が働くようなイメージなんだけど、エジプトのこのにーちゃんは車が来ても適当な感じ。
エジプトのこーゆーところが好きなんよ。なんか日本での常識を覆してくる感じ。
あ、適当でいいんじゃ。って。
さすがに日本でそんなことしたら違うし、郷に入っては郷に従えなんだけど、こんなラフに生きるエジプト人ってストレスなんかほぼ皆無じゃろうなあとガソスタに来た時に思いました。
そしてまた永遠と砂漠の光景が続く道路を南下して行くと、巨大なサッカーボールが。

なんの場所なんじゃろ?と思いながら素通り。
学校だとしても学校にあんなでかいサッカーボールの像みたいなの置くかな??真相は謎のまま、、
メイドゥムの崩れピラミッド
景色が永遠と砂漠でどうしようかと思ったところでようやくメイドゥムに到着。そこももちろん砂漠のど真ん中。
観光客なんか1人もおらず。エジプトのピラミッドと呼ばれる重要な遺跡なのに、しかも世界中の人が来るエジプトのここにはなんでみんな来んのんじゃろと不思議に思う。

到着。本の写真で見た通りのすんげえ形のピラミッド。
周り崩れすぎとる、、と思ってしまうこのピラミッドは通称、崩れピラミッドと呼ばれています。
この崩れピラミッドは、第3王朝(古王国時代)のフニ王が着工し、後に次の王であるスネフェル王が完成させたピラミッドとされています。
スネフェル王はのちにピラミッドをいくつか建てていますが、これが一番最初に彼が完成させたピラミッドになります。
ちなみに、スネフェル王が建てたピラミッドについては以下の記事でも書いてます!
フニ王もエジプトの至る場所にピラミッドを建てていますが、メイドゥムのこの崩れピラミッド以外のピラミッドには埋葬室がないため、おそらく権力を示すためとか、王権の象徴だったり王である自分の力を示すために建てられたものだと思われます。

周りが崩れすぎとるけど、本来は7段の階段状のピラミッドだったとされています。
このピラミッドはいくつか説があって、①フニ王のお墓として建設された説、先ほど言った②フニ王が着工し、後にスネフェル王が完成させた説、③最初からスネフェル王が建てた説、などがあります。
どれが真実なのかは、基本的に誰も知らん。
完成時は、高さが約92m、底辺の一辺の長さが144mもあったとされている、これもかなり巨大なピラミッドです。
崩れピラミッドの内部に潜入
観光客が誰もおらんし、私1人の貸切。
あまりにも最高すぎ。
初めてここを訪れて、その時期、その日にその瞬間ここに行きたいと思って来たのが自分だけという最高の空間。さらに中に入れるって、、極みだこりゃ。
中に入るのは、門番のおっちゃんと。
入り口までの眺めを少し動画に撮ったのでご覧あれ。
※入り口までの道のりがかなり急勾配で、日ごろ動いてなかった私の脚力のせいで動画が少し乱れてます。
おっちゃん、この道に慣れすぎて歩くの早すぎ。まじで急勾配なのにスタスタ歩いて行くの凄すぎる、、。
後ろ振り返って気にしてくれるんだけど、これ以上スピードも声も出せんってぐらい中に入るまでに疲れたwww
中に入ると、意外と崩れてない。外側があんなに崩れとったし中も結構ぐちゃぐちゃかな?と思ったけど全然そんなことない。

しっかりと石の重さを軽減させるための持ち送り構造になっとる。
クフ王のピラミッドの大回廊とか、他のピラミッドの内部でこのような持ち送り構造が見られるけど、何で今から数千年前にこんな計算された構造で巨大な建造物を建てられるのかが謎すぎる。
いろんなピラミッドの外壁は崩れても、この持ち送り構造の部分って基本崩れてなくて本当に重さが軽減されとるってのが証明できる。
外観がどんな形でも内部は基本的にこの構造で作られとるし、こーでないとダメだったのか、それが一番作りやすかったのか、計算した上でこの作り方が一番安全だったとか、一番崩れにくかったのかとか実際のところどんな理由でこの作りにしたのかってはっきりとしたことは誰もわからんと思う。
でもわからんけえこそ、素人でもそんな風に色々な考えが浮かんでくるし、知らんままってのも楽しいしそれも魅力的だなあと思う。

上の部分には木が使われていて、朽ちることなく現役で存在しとることに感動。
中に入っても崩れ落ちて来そうとかは全く思わん。
ひび割れとる箇所は何箇所かあったけど、あと数千年は大地震とかがない限り残り続けると思う。
ただ、これが王の墓かあ。とはなかなか思いにくいけど、王の墓なんじゃろうな、、。
スネフェル王時代のマスタバ墳
崩れピラミッドの中に入って、内部構造をしっかりと確認した後は、スネフェル王時代(第4王朝)に作られたとされるマスタバ墳の内部に潜入しました。
崩れピラミッドの入り口までの急勾配から撮影したそのマスタバ墳がこちら↓

一見ただの瓦礫の山のように見えるこちらは、アラビア語でベンチを意味するマスタバと呼ばれる初期王朝時代から古王国時代にかけて作られたお墓です。
中に入るとこのような感じで、石棺がしっかりと置いてあります。

写真ではすごくわかりづらいですが、掘りっぱなしみたいな部屋になんの装飾もない石棺が置いてあって、だいぶ大きな石も散らばっているので危なっかしい状態です。
それにしても、外観あんな感じで崩れとったのに中に入るとちゃんとお墓なんだなあと実感する。
壁画も何もなくて作りかけのようで、崩れ落ちた大きな石を見たときに、故人を思って時間と労力をかけて作られたこんなに大きなお墓は数千年経つとこんな状態になってしまうんだなあと、なんか虚しい気持ちになりました。

中には大量のコウモリも巣食ってしまって、、。
なんか、映画とかで古代のお墓の内部に入るとコウモリがバーーッと出てくるみたいな描写ありがちだけど、結構リアルな描写と言っても過言ではない、、?(笑)

中にはこのような削り出された石とか木も残っていて、これは何のためにここに置かれたのかとか知りたくて仕方なかったけど門番のおちゃんは知らんし、わからんままだった、、。
ここで、門番のおっちゃんが「石棺の中に入って!写真撮ってあげる!」ていうけえ、無礼だとは思ったけどせっかくだし、、と思い、少し開いた石棺の蓋の隙間から入り込んで写真を撮ってもらいました。
あまり良くはないと判断したので写真は載せんときます(笑)
かわりに石棺を眺めていた私を撮ってくれていたのでそれを載せておきます。

とにかく、汚れる。
だけど全身砂まみれとか私からしたら超最高✨こんなん服洗いたくないんだけどって思うぐらい。
探検隊になった気分で、夢だった考古学者にはなれんかったけどこんなふうに探索しとる時に砂まみれになるとか気持ちだけでも考古学者になった気分。
他にも穴みたいなところで写真を撮ってもらったり、、

おっちゃんブレすぎだぜ?ww
とにかく、このマスタバ墳に入るとまじで砂まみれになる。気分が上がってしゃーない、、。
でももしここを訪れたい方は、汚れたい人以外は黒ずくめは避けた方が良さそうです。
崩れピラミッド付近に散らばった遺物
崩れピラミッドの周りには、まるで野外博物館ですか?の如く、その辺に遺物が散らばっています。
たとえばこれ。

多分、王の像だと思われます。
多分王の象徴である何かしらを手に持って、付け髭がついとった跡(丸い穴二つ)からして王だと予想されるけど個人の意見です(笑)
心臓を捧げよのポーズって古王国時代に流行ったんかな??
他には、こんなものまで。

人型棺!!
あまりにも人型棺すぎる、、。しかも壊れ方というか、多分壊されたんじゃろうけどミイラを見るためなのか盗むためなのか理由はわからんけどこの開け方って。本気の無礼者があるもんだなあと。
人型棺は他にもたくさんありました。

もちろん、全てオープン済みでミイラもありません。
この中に亡くなった方が埋葬されてから数千年後、ミイラもどこにあるかわからん状態でこんな野晒しにされてって、亡くなった方が帰ってくる場所がないじゃん。
結構残酷な気持ちに勝手になったけど、時の流れってこーゆーものなのかなとも思ったり。

巨大な石棺も外に置いてありました。
この時期の旅行中、エジプトの南の方の観光客が少ない地域には常に銃を持った警察のような人がうろうろしとって、このおっちゃんも銃を持ちながらこんな感じで石棺に寄りかかってました。
大人1人が隣に立つと、石棺の大きさって本当よくわかる。野晒しにされた石棺でもこんなにも立派で大きな石棺を王か、はたまた貴族か高貴な人たちに作られたと思うと室内の博物館の中で石棺を見る時とまた違った感情になる。

細かい神様達の絵も描かれとるし、古代のエジプト人の死生観って本当感情揺らぐというか、単純な遺物として見れんのよなあ。
話すとこっから5,000字とかいきそうなのでやめておきますが。(笑)
てな感じで、この日の観光は終了。
再び来た長い砂漠の道のりをひたすら帰ります。
人生で初めて訪れたメイドゥムは、自分にとってまた一つエジプトの魅力をさらに感じれた場所にもなったし、悲しくもなったり興奮したり幸せだなあと思ったりと感情をかなり動かされた場所でもありました。
帰り際に親子のイッヌを見て気持ちが和んだ😌

ここに一度来たし大満足。なんてことはなく、またエジプトに訪れる際は何度でもここに来て、持論でも定説のことでも何でもエジプト文明について一点集中で色々と考えながら歩きたいなあと思いました✨
最後に、この日の夜に高校時代の文化祭の時に作ったシャツをエジプトに持って来とったので記念に撮影。

完全にパジャマとして着たけど。(笑)
今冷静に見て思うけど規格外ちゃなんかいなwww
次回の記事では、初めて1人でエジプトを訪れた時の記事がラストになりますっ(*´ー`*)
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